2026年2月24日、内外出版社より、NHK朝の連続ドラマ小説『風、薫る』の関連書『戦う白衣の天使 大関和・鈴木雅ものがたり』が発売された。本書は、日本初のトレインドナースである大関和と鈴木雅の奮闘を描いた物語である。

本書は、明治初期において看護婦が「下賤の仕事」と見なされていた時代に、看護の専門性と尊厳を確立しようと奮闘した大関和と鈴木雅の物語を描いている。大関和は、当時蔑視されていた看護婦という職業に身を投じ、西洋看護の理念と患者への誠実な対応を信条とした。その後、鈴木雅という同志と出会い、看護婦養成や派出看護の確立、家庭への看護提供など、社会を変革する挑戦を続けた。しかし、その道のりは偏見や制度の壁、女性であるがゆえの理不尽な扱いなど、多くの困難に満ちていた。それでも二人は、「看護とは人の尊厳を守り、命を救う仕事である」という信念を貫き通した。

著者の櫻庭由紀子氏は、伝統芸能や歴史、日本文化に関する執筆活動を行う文筆家であり、ドキュメンタリーライターやインタビューライターとしても活躍している。本書は、現代看護の礎を築いた二人の物語を通じて、働くすべての人々に静かな勇気を与える内容となっている。

NHK朝の連続ドラマ小説『風、薫る』は、明治時代に日本で初めて近代看護学を学んだ大関和と鈴木雅をモチーフにしたフィクション作品であり、3月30日から放送が開始される予定である。ドラマの放送に先立ち、本書を読むことで、物語の背景や登場人物への理解が深まり、より一層ドラマを楽しむことができるだろう。

『戦う白衣の天使 大関和・鈴木雅ものがたり』は、1,600円(税別)で全国の書店およびオンラインストアで購入可能である。